
本ページについて
本ページは、Alpha DaRT システムを用いた頭頸部がんの治療について、患者さんとそのご家族に理解を深めていただくことを目的として作成したものです。
この治療が患者さんに適しているかどうか、また、治療の進め方については患者さんお一人おひとりの病状や全身状態、これまでに受けられた治療などによって異なります。
治療にあたっては、担当医から十分な説明を受けていただき、ご納得いただいたうえで治療方針をご検討ください。
ご不明な点やご不安なことがございましたら、どうぞ遠慮なく医師または看護師へおたずねください。
アルファ ダート
Alpha DaRT システムによる頭頸部がん治療について
Alpha DaRT システムによる頭頸部がんの治療は、手術による治療が難しい場合や、治療後に再発した頭頸部がんに対して行われる治療法の一つです。
ここでいう「頭頸部がん」とは、頭や首のまわりにできるがんの総称で、主に次のような部位に生じるがんが含まれます。
•耳や鼻
•頭や顔の皮膚
•口の中(舌、歯ぐき、ほほの内側など)
•のどの周囲
•首の周辺
※脳に発生する腫瘍(脳腫瘍)は頭頸部がんに含まれません。
この治療を受けられるかどうかは、患者さんお一人おひとりの病状やお身体の状態、これまでの治療内容などに応じて、担当医が総合的に判断します。


Alpha DaRT システム
による治療のしくみ
Alpha DaRT システムによる頭頸部がん治療は、がんの中に小さな線源(シード)を何個か刺入、その線源から出る放射線(アルファ線)によってがんを治療する方法です。
アルファ線の飛程(体内で飛ぶ距離)が非常に短いため、周囲の正常な組織への影響をできるだけ抑えた治療が期待されます。
次の項目では、Alpha DaRTシステムの治療が
どのように行われるのかをご説明します。
治療方法
① 治療前に、医師により患者さんごとの治療計画を立てます。
② 治療計画に沿って、がんの中に小さな線源(シード)を刺入します。
③ 放射線(アルファ線)を作用させるために、シードを一定期間体内に留置します。
④ その後、医師がシード線源を取り除き、治療は終了となります。
ラジウム224線源、および線源挿入のためのアプリケータ





副作用について
副作用について治療した部位に、
痛み、腫れ、赤みなど
がみられることがあります。
また、傷ができたり、出血したりすることがあります。
症状の程度や現れ方には個人差があります。
気になる症状がある場合は、遠慮なく医師や看護師にご相談ください。
この治療を
受ける事ができる方
Alpha DaRT システムによる治療は、次のような場合に検討されます。
-
頭頸部がんと診断されている方
-
手術による治療が難しい方
-
治療後に再発した方
-
これまでの治療で十分な効果が得られなかった方
なお、この治療が適しているかどうかは、患者さんお一人おひとりの病状や体調、がんの状態、これまでの治療経過などを総合的に考慮し、
担当医が判断します。
治療の効果には個人差があり、すべての患者さんに同じ治療効果が得られることを保証するものではありません。


治療中の生活について
この治療は、入院して行われます。
シード線源を体内に留置している間は、医師や看護師の管理のもとでお過ごしいただきます。
基本的には普段どおりに過ごすことができます。
ただし、安全のために、ご家族や周囲の方との長時間の密着はお控えください。
通常の会話や短時間の接触は問題ありません
また、シード線源を留置している間は、MRI検査を受けることはできません。検査や処置が必要な場合は、必ず医師にご相談ください。
